ほほえみのもと

子育てから自分育て、笑顔の手前のほほえみのもとになれたらいいな

心配 と 信用

子育てしていると、子どもがとても心配になることが、多々あります。


怪我とかもしますし、ハラハラすることもありますし、イライラすることも、これからどうなるのかとかも。

しかし、なんと、そんなことしてるとこんなことになってしまうよ!と心配していると、本当になることが多いのですって。


えぇっ!じゃあ余計に心配じゃないですか!と思うかもしれませんが、実は、心配するからそうなるのです。




ある3歳くらいのお子さんの親御さんが「いつもあの角を曲がってしまって、遊んでしまうんです」と相談してきました。
なので、みんなでそちらに向かって歩いている時に私は子どもに、角にさしかかる寸前に「まっすぐ行ってね!」と声をかけました。
すると子どもは、まっすぐ行って、曲がって遊ぶことはありませんでした。

なぜなら、いつも曲がって遊ばないでほしくて、心配する親御さんがかける言葉は「曲がらないのよ!今日は遊ばないよ!」でした。
それでは、曲がれば遊べることを思い出してしまいます。

私は、曲がって遊ぶ心配もせず、まっすぐ行ってほしいことだけを伝えたのです。



そのように、心配するからそのことを頭に置いてそのことを言葉にしてしまう。
子どもは素直だから、「~~しないでね」という否定文の前の部分しか聞き入れていないらしいのです。

曲がらないでね!は、曲がって!と聞こえているということです。


と言うことは、肯定文で話しかければ良いのですよ。
「まっすぐ行ってね」ってことです。



ある親御さんが、
三番目の子が不登校になっている。上の子達は自立してて、心配無いんだけど、三番目は、繊細で心配。上の子達も励ますけど、なんか弱々しくて、頑張りが効かない。と。

なので、三番目のお子さんは繊細で心配されるのが自分のキャラって、家族の洗脳によって作り上げられていない?と聞いてみました。

すると思い当たることがたくさんあったらしく、何事も先に先に心配していたそうです。

それを止めて、上の子達も変に励ますのではなく、三番目の子がやったことの経過や結果(例え失敗だったとしても)を一緒に素直に楽しみ喜び、悔しがるだけにしたところ、とても強くなったそうです。



もし、あなたの子育てを心配されてばかりいたら不安になりませんか?

それと同じです。

あなたはあなたとして子育てを考えて実行しているのだから、素晴らしいのです。
もし、あっこれは違ったなと思ったら、すぐに方向転換すれば良いのです。

車でこのまま進んだら池に突っ込むとわかった時点で、ハンドルを切りますよね?
私のプライドとしてまっすぐ行くと決めたのよ!と池に突っ込む人はいません。

子育てしててドツボにハマるとわかったら、クルッと踵を返せばいいのです。



子どもを信じることと、パートナーを信じること、それから、自分を信じていれば、だいたい変な事にはなりません。

過剰に信じる事というは、池に突っ込むということと同じですが。
池が見えているのに、あの池は妄想だ!とか、自分がまっすぐ行くと決めたから!とか、盲目的なものですので、違いますよね。


素直に、信じて、子育てしていきましょう。