ほほえみのもと

子育てから自分育て、笑顔の手前のほほえみのもとになれたらいいな

子どもの喧嘩

1歳頃~ 自分の意思を持ち始めると、相手のことを慮ることができずに、我を通そうとして喧嘩になることがあります。

まだ相手の事がわからないので、親はすぐに止めて「仲良くね」と、とりなします。

対相手が親自身である時は、すぐに譲ったりします。

大きくなるにつれて「順番コ」と教えていきます。

親の教えがスルリと入る子は順番コができるようになり、誰かができない時に、正義感の強さから喧嘩になることがあります。


さて、3歳以上になり、お互いに言葉も出るようになっていたら、親はどうしますか?(どちらかあるいは両方が、まだ自分の気持ちが言葉として表現できなかったとしても)


すぐに止めますか?



できるなら、相手の親とあらかじめ話し合いをして、様子を見守れると良いのですが………。

言葉で喧嘩になるのか、言葉が無理ならチカラヅクなのか、押すのか叩くのか、、、。

周りが安全なら、押したとしても見守る。
少しくらいなら、叩いても見守る。

取っ組み合いになったとしても、取っ組み合いだけなら、見守れると良いのですが。


引っ掻く・首を締める・噛む・蹴る・お腹を強く殴るなどはすぐに止めるのですが、
できれば、すぐに引き離さず、お互いに手が届くか届かないかくらいのところで、どうするのかやらせておくのを見守れると、良いのですが。


何故見守るのが良いのかというと、我が子が、どういう事が起きると(起きないと)喧嘩になり、どういう態度で喧嘩を進めていくのかを見定めて欲しいのです。


そして、その後(手の届くか届かないかの状態で)、「どうしたかった」のかと、「どうしたい」のかをお互いに聞きます。

そしてお互いに、相手は「○○したかった」「○○したい」旨を通訳するのです。


多分それを聞いて、また新たに「したかった」「したい」が出てくるでしょうが、通訳し続けて、お互いに納得させてみましょう。


この方法は、取っ組み合いになった場合間に入っても、親のチカラが負けてなければ幼児までは効きます。

小学生で、親がチカラで負けてしまうなら、取っ組み合いの寸前で間に入らないと、取っ組み合いの最中では効きません。全力で引き離しましょう。
取っ組み合う寸前に止めて、お互いの話を聞けば効くと思います。

その場合、「必ず1人づつ話を聞くよ。相手の話がおかしいなと思ったら、自分の順番で話してね。交互に聞くからね」と、何回も相手はこういったけどどう?と聞きましょう。
ただし、原因を聞くと話がこんがらがっていくので、必ず何がしたかった、何をしたいかを聞いて行くのです。

「○○がこういったからこうなった!」とか「違うよ、ボクは○○って言ったんだ!」ってのは水掛け論ですので、何回聞いても終わりはありません。

キミは何がしたかった?
キミは何がしたい?

その問いかけで、
相手はこうしたかったんだって。
相手はこうしたいんだって。
と通訳することに徹しましょう。

じゃあ○○は、こうして△△は、こうすれば良いじゃないと提案すれば早く収まると、大人が思っても、通訳に徹していましょう。
子どもが気づき、じゃあこうしょう!と提案できたら、次からけんかするより提案すれば良いと気づくのです。



この方法をとっていれば、中学生以上でも、親と喧嘩になった場合、「親(私)はこうしたいからこう言ったのだけど?」と言うと「こうしたいからこう言った。じゃあこうしょう!」と提案してくれる(またはこちらの提案を聞いて考えてくれる)ようになるもんです。


夫婦喧嘩も、ムキー!となる前に冷静に「私はこうしたいのだけど、あなたはどうしたいの?」と言えれば、無駄な喧嘩になりませんよ。(慣れないとできませんが)


それから、できれば小さい頃から「喧嘩は仲直りするためにするもの」と何かしらにつけて呪文のように唱えていると良いですよ。(大きくなっていても、ねぇ知ってる?と伝えてみましょう)


なるべく人生ハッピーにしていきましょう。