自分が親に育てられている頃を思い出すと、いつも悪いところを指摘されていて、誰かに褒められたらすぐさま「うちでは全然ダメなんですよ~」と、否定される。
そんな親に育てられ、我が子にはそんな思いをさせたくなかったある人が、我が子が褒められると「良かったね~~!褒められたね!」と、一緒に喜び、悪いところを指摘するのではなく注意を促し、その何倍も良いところを見つけては、一緒に喜ぶことを続けていたそうです。
そのお子さんは、やはりお友達にも、否定文より肯定文を使う話し方をしていました。
学校でたまたま否定文ばかりの先生が担任になり、全てを否定される毎日に親子共々とても苦しんだそうですが、家庭では肯定文で会話し、その学校をなんとか卒業し、乗り越えたそうです。
なんだかんだ、やはり中心は家庭。
家族が仲良く笑っていられれば、子どもは素直に育つのではないでしょうか。
ただ、最近親は笑っているけど子どもはひきつっているような場面をみてしまいました。
他人をバカにしたように笑っているのですが、明らかに楽しい笑いではないのです。
そのお子さんが親のようになるのか、反面教師にするのかは、そんな一時の場面ではわかりませんが、案じてしまいました。
この地球上の子どもは、1人残らず楽しい笑いができるようになってほしいと。
それには、その親たちが1人残らず楽しい笑いができるようになってほしいのです。
親になれば、いろいろあります。
仕事もしなくてはならないし、子どもも育てなくては。
人間関係も複雑に絡み合うし……。
でも、基本的に楽しい笑いができる人は、きっと幸せになれるのです。
私はそう信じています。