ほほえみのもと

子育てから自分育て、笑顔の手前のほほえみのもとになれたらいいな

可愛いからと………

小さい頃のちょっとしたことはとても可愛いですよね。

いい間違えとか、ちょっとした行動の間違いとか、、、。

ゴキブリをゲコブリと言ったり、チャックをチェックと間違えたり、メガネをメガメ、、、。
何故かすぐ裸足になってしまうとか、全部脱がないとトイレに行けないとか、、、。

今は可愛いからと微笑ましく見ていて、保育園や幼稚園、小学校に行くようになって、急に直しなさいと言われる子どもの身になってみてください。


親がニコニコ見ててくれるから、そうしていると笑ってくれると思っていたら、急に怖い顔で「まだやってるの!」なんて悲しくなりますよね。

ある人が「私、小さい頃のいい間違えを、小学校入っても親に直されなくて、友達にバカにされてすごく嫌だったの。いまだに間違えそうで、どっちが正しいのか迷うんだ~」と悲しそうな顔で教えてくれた事があります。
大人になったのに、そんな事で悩んでいて、親との関係も良くなくて、実習先で親以外の大人が多くいて逃げ帰ってしまった(学校は自分と同い年が多いが、実習先は違った)。そんな子がいた事を思い出します。


小さいからと許されるのと、小さいからと教えて貰えないのは、違うのです。


小さい頃にチカラ加減がわからず、親に体当たりする事ってあるのですが、それをそのまま可愛いからと受け止めていたら、幼稚園で友達に体当たりして怪我をさせてしまった子どももいました。
何故かわかりますか?


注意しても注意しても直らない事もあります。
だからって、注意しなくなっていいのでしょうか?

まずその注意の仕方は子どもにあっているのでしょうか?

我が子の可愛いさを、愛でるだけではなく、注意深く観察しましょう。

何が好きで、何を考えていて、何と言えば(どうすれば)伝わるか。

答えは我が子の中にあります。


小さいからと可愛いだけではないはず。

そして今、成長してしまって直したいことがあったら、今さら直すのには苦しいのは子どもなのだから、一緒に日々、楽しみながら直す方向に向けて行けるように工夫しましょう。

親も、苦しくなったら誰かに相談しながら。
子どもも親以外の相談できるような人を探しながら。

親子だけで頑張らなくて良いのですよ。